口頭で約束がトラブルのもと

これがお互いにもっとも厄介な問題となることが多々あります。業者の方も担当者によって回答が様々であったり、依頼者もそのニュアンスの捕らえ方が正確でなかったり、もうとにかく大きいことをするときにこの口頭がもっとも厄介です。よくありがちなのが、見積もりに収まらなくなったとかのときです。途中で業者をどう変えたらいいかわからないし、、、とにかく基本は契約書にどんどん盛り込んでもらいましょう。そして、誰がいつどんな発言をしたかメモをしておきましょう。そして、発言者にもメモを見せこういう理解で正しいか確認をしましょう。だいたいもめるところは、○○ぐらいといったときの幅の認識が全然違うということです。業者は、日々○十万円単位ので、400万ぐらいといって最終的に430万となっても、いったとおりでしょとなりますが、施主はそんな感覚ではなく、400万ぐらいだから390万〜410万くらいかなというように思っているものです。これほんとうに厄介な問題ですので、しっかり再三再四確認しながら行っていきましょう。


それでも、もめてしまったら

あれやこれや対策を打ってももめてしまうときはもめてしまいます。そうした時には、消費者生活センターや弁護士などに入ってもらいましょう。また、監督官庁に電話して相談してみるのも1つです。業者に非のあるトラブルの場合は、なんらかの行政から処分が下る可能性もあります。
お互いに怒鳴りあっても何も前に進まず、どんどん話はこじれていきますので、資料を集めて、まずはどこが問題なのかお互いに認識して、契約書等から果たすべき義務を導いていきましょう。契約書に盛り込まれていない事項は、どう処理すればよいかを専門家に相談するという流れになると思います。
悔しいと思って全ての要求が通るわけではありません。被害を最小限に留めるというのが、もめてしまったときの指針になるのではないでしょうか。