団体に属している業者は安心!?

協会や組合などに属しているからといって全てが優良な会社ではないというのが実情です。罰則を受けながらも団体から除名されずにいる業者はいます。団体も加盟金が目当てでもあるので、むやみに除名したくないといった事情があるからでしょう。では、解体工事における優良な会社とはどんな会社といえるのでしょうか。@許認可を取得している。許認可は、重い罰則を受けていると取り消されます。A廃棄物の適正処分を行っている。これについては、確かめようがありませんが、産業廃棄物関連の許可を受けているところは、適正に処分している可能性は、そうでない会社に比べて高いといえるでしょう。Bお客さんの話をきちんと聞いてくれる。Cサービス業として相応しいマナーを心がけているといった点ではないでしょうか。特定の団体や組合に加入しているということだけでなく、ご自身の目で優良かどうかを確認することが大切です。


業界最大手はどこ?

解体業者という定義をどこでするかで答えは異なりますが、「解体工事を手がけている会社」という定義であれば、大手ゼネコンの鹿島建設株式会社が日本最大です。2013年3月期の売り上げでは1.48兆円もの売り上げ実績があり、日本一の数字といえます。ただし、これらの会社は、個人よりビルなどの大きな工事のみを相手にしていますので、個人の家なんかの解体は行っておりません。また、大手ほど、その会社が工事をしていることは少なく、その会社の管理のもと下請けが動いているので工賃は高くなります。どういった規模の解体を行うかによってそれにふさわしい解体業者がいるので、売上だけで業者を選ぶのは、費用対効果の観点からは、最良とは言えないのではないでしょうか。